- 2012年5月 9日 14:40
- 保護犬あれこれ
岡山県愛護センターに収容されていた ヨークシャテリアのシニアの男の仔を
2012.3.13 に引き取り連れてかえりました。(仮名:むーすけ)
その前に数回センターには行き、
収容施設を見学させて頂いたり、いろんなお話を伺ったりして、
書類審査などを経てボランティア登録もして頂きました。
今日は、その岡山県の動物愛護センターのお話を少しだけ書いてみようと思います。
岡山県動物愛護センターには、
岡山市と倉敷市以外の県内で、保護、捕獲された。。。あるいは
飼い主により持ち込まれた犬猫が収容されています。
平成22年度、、、
犬の迷子など保護収容頭数は、541頭。
そのうち、飼い主に返還された頭数は、64頭。
猫の保護収容頭数は、272頭
返還された頭数は0頭です。
それとは別に、飼えなくなった犬猫の引き取り(飼い主などによる持込み)は、
犬が322頭、猫が1061頭です。
そして、気になる処分頭数・・・
平成22年度は、
犬・・・625頭
猫・・・1275頭
↑ はすべて、センターの管轄・・・倉敷市と岡山市以外の数字です。
(※ 倉敷市の平成22年度殺処分数は、犬 335頭 ・ 猫 1,034頭 )
岡山市の数字が今手元にないですが、
岡山市と倉敷市は、ココ岡山県の愛護センターに
殺処分を委託して行ってもらってます。
なので、県内の犬猫・・・年間おそらく5000頭ほど(?)が
岡山動物愛護センターで処分されてると思います。
私が引き取らせて頂き連れて帰ったヨーキーの むーすけですが、こんな↑ところに収容されていました。
迷子で収容され、収容期限が3/5だったのだと思います。
走り書きで「残す」と書いて頂いています。
その下のモザイクの部分は、担当職員さんのお名前です。
むーすけのように、迷子で収容され、収容期限が切れた仔は、
一般譲渡犬として、県民に譲渡できるかどうかの厳しいチェックがありますが、
むーすけは、肛門付近に大きな腫瘍があったため、
また目が見えてない(実際は見えていました)とのことで、
譲渡犬にはなれず、処分対象でしたが、待っていただいていました。
センターの保護棟は、いろんなお部屋に分かれていて、
病気などが広がることのないよう、履物も消毒液につかれる長靴に履き替えて
入るような徹底ぶりでした。
仔猫も収容されていました。
猫を飼う方が、室内飼いを徹底して、避妊去勢もきちんとしていれば、
こんな可愛い仔猫ちゃん達が収容されることもなくなるのに、、、、(T_T)
(この子猫たちは、先輩ボラさんが引き取ってくださったと伺っています)
焼却室です。
ココで、ガスにより窒息死をさせられ・・・・
そう、窒息死ですよ!
窒息死!!!
その後、ガス処分機の底がパカッと開き、下に待ち受けている焼却機に遺体は落ちて
焼却されます。
週に2回ほどココの処分機で県内の犬猫たちが一斉に処分されます。
誰が悪いですか?
センターの職員さんですか?
違うでしょう。。。。
最後まで責任を持たない飼い主。。。
安易に命を買う人間たち。。。。
避妊去勢もせずに、外で犬猫を飼う人たち。。。。
収容された犬猫をすべて、欲しい人に譲渡できれば
そんなすばらしい事はないです。。。。
でも、実際は、病気で捨てられてしまった仔、年老いて捨てられてしまった仔・・・・
県の立場からは、やっぱり健康で人馴れした若い仔でないと譲渡はなかなか難しいのが現状です。
↑この仔は、野良の仔だそうで、全然人馴れしていないそうです。
こういう仔も、一般譲渡犬にはなれません。
おそらくもう・・・・・(T_T)
この仔は、とっても人馴れした人間が大好きな仔でした。。。
でも、さすがに収容されている時はこんな不安げな顔・・・・(涙
迷子で収容されたのだと思うのだけど、飼い主さんのお迎えはなく・・・・・
ボラ友のまろぷーちゃんが引き出してくれました。
外へ出たとたん、この笑顔!!
まろぷーちゃんも、センターの仔たちの記事を書かれています。
厳しい譲渡テストに見事合格して、
県からの譲渡犬になれると、
今度は、保護棟から、ふれあい飼育棟に移されます。
毎日、適度な運動もさせてもらい、
職員さんたちにとっても沢山の愛情を頂き、大切に育てて頂いています。
そして、第5以外の 毎週日曜日午後1時半から行われる
岡山県動物愛護センターの譲渡会に参加して、
新しい家族を探しています。
譲渡会に参加するには、まず、譲渡講習会に参加しなければいけません。
私もボランティア登録するにあたって、この講習会に参加させていただいたのですが、
思っていた以上にしっかりした内容の講習会でした。
職員さんは、
「保護活動されているボランティアさんみたいに、
里親希望の方のご自宅確認・飼育環境の確認をしたり、
病気の治療・・・避妊去勢などをしてからの譲渡・・・っというわけにはなかなかいかないのですが。。。」
っと言ってくださっていましたが、
(残念ながら、保護活動されている方の中には、
不妊手術も、飼育環境の確認もせずに譲渡する方もいらっしゃいます(>_<) )
私も、正直、譲渡後に避妊去勢をちゃんとされたかの確認まで
きちんで県が出来ているのかな?!。。。っとか思っていました^^
でも、、不妊手術完了の確認作業もきちんとしたマニュアルがあったり、
譲渡後はしつけ教室に参加しないといけなかったり。。。
実際に参加してみて、この講習会は、命を飼う事の責任を再認識できる
とっても有意義な素敵な講習会だと感じました。
ペットショップで仔犬を買うときにはきっと教えてくれないだろう事まで
きちんと飼い主が勉強できる講習会だと感じました。
職員さんも、この仔たちの将来をとっても大切に考えてくださっているのです。。。
最近は、ツイッターなどで、収容動物の情報をただただ拡散させて、
その後の情報など一切確認もせず、、、、
情報を広めっぱなしの方が多くいらっしゃいますが、
それって本当に確かな情報ですか?
職員さんや、地元のボラさんに迷惑かかっていませんか?
情報を拡散するなら、最後まで責任をもって
その仔がその後どうなったのかまで、
きちんと報告するべきだと思います。
話が脱線しましたが、
岡山県動物愛護センターに収容され、
ガスで苦しみながら処分される仔達が少しでも減り・・・・
また、犬猫を飼いたい人は、ブリーダーやペットショップではなく、
愛護センターのふれあい飼育棟にワンちゃんや猫ちゃんを求めて
たくさんの人が訪れてくれるような。。。。そんな風になる日を願っています。
仔犬からでなくても、成犬から迎えても懐きますし、
仔犬を迎えるより、成犬を迎えた方が、
すでにどんな性格かも分かっているし、何よりお世話も楽ですよ。
↑ こちらは、センターではないのですが、
先日保健所でボラさんたちが集まった時・・・
迷子で収容中の毛だらけだったワンちゃんをブラッシングして綺麗にして下さっている様子。
初対面でも、こんなに大人しくブラッシングさせてくれるとってもよい仔。
早くおうちに帰れますように。。。
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